I-O DATA Thunderbolt(TM)対応 ポータブルハードディスクドライブ 1TB HDUS-TB1.0K

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sub:Thunderboltは高いのか?

はい、高いです!!

高い、安いの前に、レビューです。そして、相変わらず、長くなります。本当に長いです。すみません
めんどくさい方は、「長くなりましたが、まとめです」まで飛ばしてください。

最初に、本商品を購入しましたが、非常に満足のいく買い物ができました。
MacBookAirMacBookProに必要に応じて使い分けていますが、安定かつ高速に使用できています。
現状はほぼMacユーザーにしか関係のない代物ですね・・・

ただし、問題点もあります。付属のHDDではThunderboltの能力は全く発揮できず。
USB2.0とUSB3.0の中間、ややUSB2.0より程度です。
USMのHDUS-1.0K(付属の1TBHDD)の中身はただのサムスン製2.5inc5400回転HDD8MBキャッシュです。



スピードもリード・ライト共に110MBps前後です。2.5インチのHDDとしては優秀な部類ですけど・・・



Thunderboltの本来の力を出すには、SSDへ交換することが望ましいです。
付属のHDDはスピードよりも、データ容量重視として私は扱っています。

USMといっても、インターフィスはただのSATAですので、普通にSSDが直付けできます。
注意点として、USMは厚みがある(ケース分)のでSSDそのままですと、下に隙間ができます。
何か適当に詰めてバランスをとってあげる必要があります。そうしないとコネクタ部分にストレス(負荷)がかかります。




SSDに換装することで、Thunderboltの性能をある程度引き出すことが可能です。
しかし、これもある程度であってThunderboltの限界までには及びません
そのかわり、SATA3の性能をほぼフルに発揮できるので、内部ストレージと変わらない扱いができます。

つまり!外付けだから遅いのはやむを得ないという概念がなくなります。

また、Macでの恩恵としてこのThunderboltの外部ストレージにWindowsやOSXをインストールして
起動させることが可能です。上記でも述べているようにSSDに換装することで
内部ストレージとほぼ同等の感覚で動作するので、なんの違和感もなく使用が可能です。
またストレージを付け替えができるので、Windws7用、8用、8.1用、10用、OSX10.9、10.10など
必要かどうか不明ですが、付け替えることで環境をスイッチすることが可能です。
Bootcampし放題です!!(意味不明です)
でも、USB3.0でも可能・・・・(汗)

少しマニアックな事・・・
USB3.0のバスパワーに同様のSSDを乗せた場合の性能比較をしまいたが、
SSDの限界値にあたり、USB3.0でもThunderboltでもシーケンシャルリードの値は変わらないものもありましたが
それでも平均してThunderboltが30MBps〜100MBps程度優秀です。特筆すべきはランダムリード値がUSB3.0に比べると非常に優秀です。
※上がMacでの値、下がBootcampにてWindows10での値です。

ここら辺はThunderboltがPCIe由来というものとUSBがそのなのとおりシリアルバス由来によるものによる差による
恩恵が出ているため、よりSATAをネイティブに扱えるため、性能差が生まれているものと思われます。
これは実使用ではシーケンシャルリードばかりが発生する事はあり得ないので、ここら辺の差が体感に現れてくると思います。

さて、長くなりましたが、Thunderboltが高いのかという事ですが、確かに高いですが
この製品については評価すべき点が幾つかあります。例えば1.0TBのストレージですが
これを単体で購入すると1万円前後します。また、裸のHDD単体でも8千円前後ですので
Thunderboltとしては1万円強といったものとなります。
それでも、USB3.0系のインターフェイスであれば2千円前後ですので5倍程度の金額です。
しかし、性能面を考えると一概にそうは言えません
USB3.0が理論値として5.0Gbpsにたいして、Thunderboltは10Gbpsです。
また、上記でも述べた通り、ThunderboltはPCIe由来のもののため、SATAや周辺機器への親和性が高く
性能を限界まで引き出す事が可能です。今後、SSDの高速化が進み
転送速度が600MBps(バイト)オーバーが手に入る価格帯まで降りてきた時などに
このThunderboltであれば性能が十分発揮できると思います。
※ただしSATA3の限界値があるので、微妙なラインになりますが・・・・
また、Thunderboltはケーブルも高速データ転送の品質を保つため、接続ケーブル光ファイバーなどを使用しています。
なので、ケーブルだけでも4千円前後します。つまり、Thunderbolt部分は6千円前後くらいになるかと・・・でも高い!!
あと、接続されるディスクが内蔵ディスク扱いになるのもいい!これがPCIe由来とも言える!!
高い規格で、高品質なものを使用していることも考慮することも必要かもしれません。
以上から、必ずしも高いとは言えないとも言えます。

ちなみにThunderbolt→USB3.0変換は可能で、すでに実現されていますが、この逆は不可能というか意味なしです。


長くなりましたが、まとめです

おすすめできる方は、Thunderboltの有効利用がしたい方、SSD換装を見込んで
WindowsやOSXなどのマルチブート環境を作成したい方や、高速の外部ストレージが欲しい方などにはおすすめできます。
なんといってもポータブル、バスパワーでThundrboltのスピードは素晴らしいの一言です!
逆におすすめできないのはWindowsユーザーではThunderboltが現状ほとんどない、持っていない(問題外)、
あと、大前提として高いと感じる方です。

個人的には標準のHDD(USM)はデータバックアップ用などにして、SSDで高速ストレージとしての使用をおすすめします。
240GB程度のSSDであれば1万円前後で購入可能で、300MBps前後のスピードが出ます。魅力的です!!

参考までに、開封写真と標準USMとSSDで本製品とUSB3.0(バスパワー)の速度比較をアップしておきます。参考になれば幸いです。
SSD:Samsung850EVO-250GBです。
























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